大和証券グループ、好調な富裕層向け事業が牽引し、上半期で過去最高の利益を達成
大和証券グループは、2026年度上半期において、富裕層向け事業と資産運用事業の好調により、過去最高の利益を記録しました。親会社株主に帰属する純利益は1753億円に達し、前年同期比で大幅に増加しました。
好調な業績は、ベース利益(富裕層向け事業、証券、不動産資産運用を含む)が60.2%増加し、1252億円に達したことが大きく貢献しています。これは中期経営計画の年間目標1500億円の8割を超える水準です。特に富裕層向け事業は、7700億円の営業利益を計上し、上半期として過去最高を記録しました。これは、顧客からの資金流入が継続し、ラップ口座サービスや株式投資信託を中心とした残高の増加が背景にあります。
2026年第2四半期に連結を開始したオリックス銀行の業績も業績を押し上げました。資産運用部門も堅調に推移し、運用資産残高は過去最高を記録しましたが、オルタナティブ資産運用におけるキャピタルゲインは減少しました。グローバル・マーケッツ&投資銀行部門も93.8%の営業利益増加を達成し、国内のM&Aや債券引受が貢献しました。
大和証券グループの総資産は40兆4070億円に達し、その75.4%は流動性の高い資産で構成されています。自己資本比率は1兆8410億円に増加し、期末比で7740億円増加しました。また、中間配当は1株あたり39円と過去最高となり、配当性向は50.3%となりました。
大和証券グループの好調な業績は、市場環境を的確に捉え、富裕層向け事業と資産運用事業に注力した戦略が奏功した結果と言えます。自己資本比率の改善も、財務基盤の強化を示しています。