BOC香港の第3四半期利益は純金利収入の増加により9%増
BOC香港の2026年上半期における税引後利益は、世界経済の不確実性と金融引き締め政策の強化にもかかわらず、前年比で9%増加しました。この増加は、主に純金利収入が12.9%の大幅な増加、431億2000万香港ドルに達したことによるもので、純手数料収入が7.6%減少し84億3500万香港ドルになった影響を上回りました。
銀行の純金利収入の増加は、預金構成の積極的な管理と関連しており、外国為替スワップからの資金調達収入を考慮すると、純金利マージンは1ベーシスポイント拡大し1.55%となりました。銀行の預金構成の最適化に注力した戦略が、金利環境の変化の中でこの改善に貢献したと考えられます。手数料収入は前年同期と比較して減少しましたが、ファンドの販売・管理の増加がこの影響を一部相殺しました。
収益の好調な結果に加え、BOC香港は顧客預金が7.6%増加、顧客への貸出額が2025年末から7.5%増加するなど、堅調な成長を示しました。不良債権比率は0.93%と市場平均を下回っており、効果的な信用リスク管理を示しています。また、銀行は十分な流動性カバレッジ比率、純安定資金比率、自己資本比率を維持しています。
銀行は地域成長を積極的に追求しており、東南アジアへの進出やクロスボーダーでの相乗効果の活用に注力しています。インドネシア、マレーシア、タイでのクロスカーレンシースワップサービスの開始は、地域貿易と投資を促進するという銀行の取り組みを示しています。また、ラオスのクロスボーダーe-CNY送金サービスの開始は、金融接続性とイノベーションを促進する銀行の役割を強調しています。収益の9%増は、同業他社の平均4%を上回っています。